こっけの造形日誌

駆け出しの趣味造形マンががんばって造形したり模型つくったりするのだ

メガミデバイスをベースに伊戸倉音緒を作る(ボトムス②)

f:id:kokke_sc:20210625183623p:plain

前回の続きで、ボトムスの残りのサイドスラスター的なものを作ります。
角張っていてねじれた面が無いパーツなのでモデリング自体はとても簡単ですが、分割方法とか可動・非可動の選定はちょっと悩みました。結果的に全く可動させない方向で落ち着きましたが、作りやすかったし壊れにくいし大正解でした。

 そういえば下絵の配置方法とかあんまり触れてこなかったので今更ですがご紹介。

f:id:kokke_sc:20210625180424p:plain
まず「キャンバス」で正面からの画像を1枚用意し、出力したい寸法にあわせて大まかにサイズ調整します。その後、高さ合わせ用に何本か水平線を引きます。f:id:kokke_sc:20210625180302p:plain

次は側面画像を用意し、正面画像で引いた水平線と同じ高さで側面にも線を引き、その高さに合わせて側面画像のサイズを調整します。こうすることで、大体同じサイズの下絵を用意することができます。メカパーツ作る時は結構大事な作業です。

f:id:kokke_sc:20210625181519p:plain

あとは下絵に沿って「スケッチ」を描いて「押し出し」をしていくいつもの作業です。

f:id:kokke_sc:20210625181818p:plain

幸いにも後ハメが楽な構造ばかりなので、塗り分けしやすいようにパーツ分割しました。

f:id:kokke_sc:20210625182055p:plain

後ろのスラスター内部も分割してたんですが、出力したらスラスター本体(オレンジ部)が肉薄過ぎて脆かったので後で結合しちゃいました。いけるかなーと思ってモデリングしてても、出力したらやっぱりダメで修正するパターンは結構多いです。

f:id:kokke_sc:20210625182500p:plain

この部分、円筒がスラスターに食い込んでるのか円筒側が凹んでるのか分からなかったので、作りやすさからスラスターに食い込ませる方向で作りました。実際は逆なんじゃないかなーと思いますが。

f:id:kokke_sc:20210625182902p:plain

前面のいかにもパタパタ可動しそうな装甲板、こんなところ可動させてたらユルユルかつポロリかポッキリが発生すること間違いなしなので本体と一体化させました。

f:id:kokke_sc:20210625183242p:plain

f:id:kokke_sc:20210625183350p:plain

太ももパーツと接続するパイプは、3DスケッチでちょっとねじれたS字の線を描いてから、線の先端に円を描いて、S字線に沿って「スイープ」で。

 そんなこんなでササッと完成。もう出力して塗装まで進んでいます。
色付けて墨入れて、ってやってみるとやはりテンション上がります。そして作る前は独特なカラーリングだなーって思ってた音緒ちゃんギアも、いざ立体化すると結構カッコイイ色してんじゃん、って思いました。
(今後何作っても同じ事言ってそう)

これでトップス・ボトムス・ウェポンギアのモデリング紹介が終わりました。SPギアとかトップスの腕部分とかもありますが、似たような作業が多いので割愛します。
今回は頭部をFusion360使って完全新規で自作したんですが、いかんせんメイン作業が「フォーム」のため履歴が残っておらず、ブログの記事に出来るかちょっと微妙かなぁ。Twitterの画像が残ってるのでそれで何か書けそうなら?