こっけの造形日誌

駆け出しの趣味造形マンががんばって造形したり模型つくったりするのだ

メガミデバイスをベースに伊戸倉音緒を作る(トップス②)

もう12月後半ってマジか…。

年末だけどテレワークだから自宅でまったり…なんて思ってたら仕事のスケジュールもメチャクチャでおうちに居ながらにして師走の忙しさを感じまくっております。でも忘年会も納会も無いのは本当に良かった。そこだけはコロナでかした。でもそろそろお引き取り願いたいですねぇ。外食したい。

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また1ヶ月開いちゃったけど、音緒ちゃんギアの続きです。
前回はシンバル部分まで作ったので、次は残りのスタビライザー的なパネルとそれに繋がる蛇腹のケーブルを作ります。

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例によって下絵代わりにゲーム中のスクショをキャンバスに貼り付けて形を見ながら作っていきます。平面が多いのでそのまま「押し出し」や「面取り」で作れそうな形に見えたんですが、作ってるうちに結構ねじれた面が出てきたので、3Dスケッチからサーフェスの「パッチ」で面をペタペタ貼っていく方法に切り替えました。特に2枚目のちっちゃい面は地味にねじれた面になっちゃいました。難しい…。
半分だけ作って、面を「ステッチ」でソリッドボディ化します。

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ディテールをある程度追加した上で左右反転して「結合」します。

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裏面もスケッチを描いて「押し出し」等で形を出していきます。

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ブースターっぽい部分は台形状に「押し出し」てから角を「面取り」して、内側にスケッチを描いて「ロフト」で箱抜きします。別にロフトじゃなくて「押し出し」でも良いです。なんでロフトにしたのか忘れちゃった。

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内側の角は「面取り」で面をつけます。これも面取りっていうのかな…。

 

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お次はベルト部分。パーツの位置を決めて、目的地になる部分を先に作ります。

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続いて3Dスケッチでケーブルの中心線を描いていくんですが、まず大まかな作業平面を用意するために、「スケッチ」の3Dスケッチで接続する2点間を通る直線を引き、その線を通る「傾斜平面」を作成します。後で調整するので傾斜角度は結構適当。

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作った傾斜平面に「スケッチ」でざっくりと曲線を描きます。あとで微調整を行うので、1本線ではなく4分割くらいで曲線を引きました。3点ほど中間に節が出来ています。

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先ほどの3点の節部分をダブルクリックして、3方向に好きなように移動させて立体的な曲線にしていきます。

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「スイープ」で始点となる面(プロファイル)を指定し、先ほど描いた曲線をパスにしてねじれたケーブル状に形を伸ばしていきます。パラメータでねじり角度を指定してあげると、伸ばしていく過程でねじることが出来ます。

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今回は複雑なねじれを伴って接続させる必要があったので、1本のスイープで最後まで伸ばしきらずに途中で区切り、もう1回区切った面からスイープさせて別のねじれを加えました。

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最後の接続部分がキレイに収まらなかったので、若干隙間を残して面と面を「ロフト」で繋いでみました。どうせこの部分隠れるので…。たぶん接続先をもっと奥にして最後直線でパスを描いてあげれば良かったのかもしれないですね。

さてケーブルの中心が出来たので、あとはこれに沿って四角いカバーを並べていけば蛇腹っぽくなるわけです。既に中心線となるパスがあるんだから、「パス上のパターン」で四角いカバーをパスに沿って自動で並べればオッケーじゃん!楽勝!

 

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どこいくねーん!!
やり方が悪いのかそもそも出来ないのか、ねじれたパスに沿ってキレイに並べることが出来ませんでした。

なので仕方なく…

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「パスに沿った平面」をちょっとずつずらして作りながら…

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大量に複製したカバーを「位置合わせ」で地道に並べて行きました…面倒くさい。
位置合わせしやすいよう平面の中心にダミーで丸をスケッチし、カバーの真ん中に丸穴をあけてあります。中心に位置合わせ出来れば何でも良いです。

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そもそもパスが複雑にねじれているので、間隔をちょっと変えたり角度を変更してあげないと干渉したりして見栄えが悪いので、地道な作業は必要な感じです。

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地道に角度を調整しながら、最後まで並べて完成!それっぽく見えるので良し!

 

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そんなこんなで、片側出来たものを左右反転して完成です。
今回紹介した部分はちょっと独特な作業でしたが、基本はCADらしい操作が多かったのでサクサク進みました。3Dモデリングって「思い描いた形を作るのにどのツールを使うのが良いか」が分かるようになってくると作業早くなりますね。今回は結構なペースで作れたので、ようやく脱・初心者って感じがしてきました。

この後はウェポンギアについて製作過程をまとめていきます。音緒ちゃんのギターだよ!