こっけの造形日誌

駆け出しの趣味造形マンががんばって造形したり模型つくったりするのだ

メガミデバイスをベースに伊戸倉音緒を作る(ショット①)

さっむい…。

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今回はショットギアを作っていきます。ショットっていうかギター。
地味に複雑かつパーツ分けも多く、出力するとき小さすぎて調整大変かも。こういうのって作り始める前の分割方法でいつも悩んで時間使っちゃいますね。

あくまでゲーム内の架空の装備なので厳密に考える必要も無いんですが、やはりモチーフがギターとなると現実のエレキギターと見比べてみることで解釈の幅が広がって面白いです。というか単純にお勉強になりました。
ピックアップ(弦の根元で振動を拾う銀色のポチポチ)がハムバッカー(2個ついてる)でリア側に付いてるので、がっつりロック・メタル向けのギターなのかなって感じでしょうか。そもそも2つのスピーカー型トラッキングピジョンのコントローラなので出したい音(ショット)に合わせて組み替えられたりしそうですね。

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ひとまずゲーム画面のキャプチャをキャンバスに置いて、なぞるようにスケッチで絵を描いて「押し出し」で形を出していきます。左右対称なので半分だけ作っていきます。

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形状がシンプルなところは「押し出し」と「面取り」でディテールを追加していくだけで形になるので楽ですね。ただ、今回裏面が結構厄介な形状をしているので「押し出し」だけでは厳しいです。

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ひとまず表側から見える平坦な部分だけ作って「ミラー」で左右反転コピーして「結合」しました。ネック部分や弦を張るパーツは色分けのために別パーツで作ってます。

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ここからは設定資料ともにらめっこしつつ。ただ、資料だけだとやはり線が省略されている部分があるのでゲーム内モデルも参考にしていきます。上の赤丸部分なんかはどこで折れ曲がっているのか、平坦な面なのかなだらかな傾斜なのか、想像も交えて作っていきます。

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ここからは3Dスケッチとサーフェスの「パッチ」で面をペタペタ作っていく作業です。「構築」で基準となる平面(黄色い四角面)をつくり、そこに3Dスケッチで形を描いていきます。

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側面オレンジ色のカバーがはまる部分のデザインが表側と裏側で異なっているので、面を一部切り欠いて形状変更していきます。

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この辺は独特な形状で難しく、とりあぜず不自然な形にならないよう折れ目を追加しました。そうしないと面が歪んで変な形状になっちゃうので。

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オレンジカバー部分もスケッチで面を付け足していきます。

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ネックの頭部分。スケッチで描いて「押し出し」て「面取り」の定番パターンで形を出していきます。

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あとは黒いボディとのはめ合いを調整しつつ、ディテールを追加していきます。ディテールはスケッチで描いて「面を分割」し、「プレス/プル」で凹ませていくいつものパターン。

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弦の部分。未だにどうするか迷ってるんですが、出来るなら0.1mmワイヤー張ってそれっぽく仕上げたいなーと思っているので図のようなデザインにしてみました。多分あとでもうちょっと調整が必要になると思いますが…。

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ネックのフレット部分。ここは素人仕事、目分量で間隔きめて地道にスケッチを並べて「押し出し」で作ってます。フレット数だけ設定資料とゲーム内に合わせて24フレットにしています。
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そんなこんなで完成です。
多分出力して調整かけていかないとちゃんと組み立てられない&弦もろくに張れない状態だと思うので、今後修正していきましょう。形にはなった!

次回はショットギアのスピーカー型トラッキングピジョンの部分を作っていきます。