メガミデバイス改造で籠目深沙希さんを作る⑦
いつも実際の工程からは遅れ気味に更新していたわけですが、もう既に造形完了して塗装に入ろうとしているのでラストスパート感が出てしまい、殆ど作業工程をアップしない日々が続いております…。
でも気を取り直して、ボトムスの進捗。この絶妙に曲線系なのに直線も含まれる造形、どうやったらいいの?と悩みに悩んで5回くらい作ってはやり直しを繰り返してました。
で、先に完成品がこちら。
これを目指して行くにあたり、最初は3Dスケッチ駆使しつつパッチかなぁ、なんて思ってたんですが、早々に面倒くさくなってやめました。
そこで、先にスカルプトで大まかな曲線ボディを作って、サーフェスの「パッチ」をぺたぺた貼り付けていくやり方にしてみました。合わせ技。
この辺から完全に平面が増えてくるので、いつも通りスケッチ描いて「押し出し」たり「面取り」したりで形を作っていきます。
この曲面部分は平面を数枚作って曲線を描き、サーフェスの「ロフト」で面を繋げて作りました。3Dスケッチで後から微調整できるので、あんまり難しいこと考えずにざっくり線を引いていけるのが良いですね。
モールドについては、過去の経験からちょっと太めに掘っても出力すると程よくなると学んだので、「パイプ」で断面0.4mmの円形を使って掘っていきました。
出力結果はこんな感じ。概ねキレイに出力できてて満足です。ちょっと深めのモールドが今回は良い感じでした。
出力結果にも写ってるように付属足パーツなんかも造形してますが、これまでの作業の繰り返しで面白みもないのでモデリング経過は割愛。これで大体のパーツは出力出来たので、あとは表面処理して塗装だ!
ちなみに今回は複製はしません。イベント販売するわけじゃないですし、出力品をそのまま塗っていきます。複製自体のノウハウは過去に作ってきたフィギュアとかで少しは理解しているつもりですが、いかんせん面倒くさくて…。複製して売る喜びより、さっさと次の作品に取りかかりたい欲求の方が現状は強いです。そもそも3Dモデリングは今回が始めてだし、部位を追う毎にクオリティが変わってきてて前半ちょっと作り直したい(笑)。
売れる(売りたいと思える)クオリティの物を作るって難しいなぁ。