こっけの造形日誌

駆け出しの趣味造形マンががんばって造形したり模型つくったりするのだ

メガミデバイス改造で籠目深沙希さんを作る⑤

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さてお次は楽しい楽しい武器のお時間です。

深沙希さんのウェポンギアはデュアルとランス(鎌)。どちらも左右対称デザインなので片側作って貼り合わせるだけですね。地味に今回作ったものの中ではどちらもかなり早く、かつ納得のいく仕上がりになりました。

 

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まずはランス(鎌)から。蜘蛛の糸をイメージした特徴的なデザインです。いつも通り平面にスケッチで形をなぞっていき、必要な部分を押し出して…と思いきや、微妙に刃先に向けて斜めになったデザインなんですね。そのまま押し出してもちょっと味気ない。そこで刃先を通ったガイド線を1本引き、そのガイドに沿って傾斜平面を作ります。そこに元スケッチを「プロジェクト」を使って書き写し、ロフトで繋げます。

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さらに、今回は中空デザインの武器なので、今のうちに「シェル」を使って内側の面に空間を作っておきます。

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一部傾斜になっている部分があるため、面を分割して、分割線を中心に「回転」させてみました。スケッチで面を作ってロフトやパッチを使った方がゲーム中の形を正確に再現出来るのですが、今回はスピード重視で雰囲気だけ出せれば。

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あとは先に書いてたスケッチの模様を「押し出し」で削り取っていきます。ここまでくるとグッと雰囲気が。

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模様の内側を面取りするとディティールが増すかなぁと、とりあえずやってみる。

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刃部分も塗り分けも意識して分割しました。が、薄いのでちょっと脆そうな予感。そのうち気が向いたら作り直したいかも。そして分割を意識してプラモデルみたいなピンを付けてみました。ピンは若干テーパーかけると良い感じ。この後出力して問題無く組み上がったんですが、どうせ今回は複製しないので試しに分割しない版も一緒に出力して、結局そっちを採用しました。合わせ目消し面倒くさいし。

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柄の部分。ゲーム中では握り部分があるのでそれっぽい物を作ってみたのですが、柄の太さが3mmな上にかなりでかい武器なので、出力品を保持するのはちょっと厳しそうな予感。

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石突き部分。ゲーム中も設定画も結構シンプルなデザインなのでとりあえずそのまま踏襲。何か意味があるデザインなのかな?

 

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出力結果がこちら。やっぱり柄が耐え切れなかった!しょうがないのでホムセンで買ってきた3mmアルミ棒に置換えました。通常の複製用レジン(無発泡ウレタン)で複製したら持つだろうか…ちょっと無理そう?Photon-Sの造形範囲では立てて配置しないと造形出来ないので、久しぶりに出力時間が6時間を超えました。大物は失敗すると時間的にもレジン消費量的にも厳しいですね。

 

でかい武器作るの楽しいなぁ。楽しいので結構なペースでザクザク進みました。

次回はデュアルを作っていきます。